発電量を増やすには

太陽光発電は、自然のエネルギーを利用して発電するものであり、その発電量を左右する主な要素は「天気」です。
勿論、太陽が出ていなけれなば、発電は出来ません。
しかし、太陽が良いだけでは効率よく発電する事が出来ません。

今回は効率良く発電する方法をご紹介します。

天気

上記でも記した様に、発電量を左右する主な要素は天気です。
太陽光発電は、ソーラーパネルに太陽光が直接当たることによって発電が行われるため、天気が晴れの場合に最も多く発電されます。
曇りの日は太陽光が散乱して降り注ぐため、晴天時の半分程度の発電量になります。雨や雪の日は雲の量が多く日光が遮られるため、ほとんど発電しません。晴天時の十分の一以下の発電量しか得られない場合もあります。

日当たりの角度

ただ、ソーラーパネルに太陽光が当たれば良いというわけではなく、その入光角度も重要です。
その為に日本におけるソーラーパネルの設置角度は20~30度が発電量を最も高めるとされています。

太陽は赤道に近づくほど真上に近い場所に位置しやすく、北極、または南極に近づくほど低い角度に位置する傾向があります。
すなわち、南ほどソーラーパネルの傾斜をゆるくして、北ほどソーラーパネルの傾斜を大きめにすると太陽光がソーラーパネルに当たりやすくなり、発電効率が高まります。

設置角度

太陽光発電において、陽当たりの向きも重要な向きも重要です。
太陽の角度が1日のうちで最も高い位置となる「南側」が最適です。
東側と西側にしか屋根がない場合は、「東側」がお勧めです。
これは、ソーラーパネル自体の温度が高くなるど、発電量が低下するためです。
詳しくは次の項目をご覧下さい。

表面温度

ソーラーパネルが最も効率的に発電する温度は、表面温度が25度のときであり、表面温度が高いほど発電量の低下につながります。
ソーラーパネルの原材料にはシリコンを使用しています。
シリコンを原材料としているソーラーパネルは、表面温度が高くなるほど発電量が低下する性質を持っています。
温暖化が進む日本の夏は毎日の様に30度を超え、太陽により近いソーラーパネルの表面温度はより高くなります。
夏は日照時間が長く、太陽光発電に向いている季節に思えますが、実は温度が高すぎ為発電量は低下します。
最近では、シリコン以外の原材料を使用し、高温時でも発電量が低下しにくいソーラーパネルも登場しているので、夏に気温が上がりやすい地域にはおススメです。

掃除

ソーラーパネルは屋外に設置するので、常に雨ざらしの状態にあり、ホコリにさらされています。
多少の汚れや傷は想定されたうえで作られてはいますが、汚れを放っておいたままでどんどん蓄積されれば、それだけ設備の動きも鈍くなります。
自分でも出来ない事はありませんが、思わぬ故障の原因になる可能性がありますので、安全に掃除するには専門の業者に依頼するのがよいでしょう。

 

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