お湯切れを起こさない為に

エコキュートは基本的に昼間の電気の安い時間に電気を使ってお湯を沸かし、タンクに熱湯を貯めておくシステムです。
それを必要な時に水と合わせて適温にし使用します。
つまり、タンクの中を全て使ってしまうと「お湯切れ」が起こります。
お湯切れを起こすと、もちろんお湯は出ませんし、お湯を貯めるまで使う事でもできません。

「常にタンクの中を満タンする」という設定もありますが、それでは昼間の電気代の安い時間帯にお湯を作ってコストを下げるエコキュートの良さが台無しです。

何故お湯切れは起こるのか

①貯湯タンクが小さすぎる
原因の一つに考えられるのは使用量に対して貯湯タンクが小さいためです。
前記事でも記した通り、一般家庭3~5人で370Lをお勧めしております。
しかし、毎日朝のシャワーが欠かせなかったり、スポーツをしていてシャワーを頻繁に浴びる習慣があるご家庭では4人家族であっても370Lでは頻繁にお湯切れを起こしてしまうでしょう。
子どもが大きくなり、部活に入りだしてからタンクの容量が足りなくなったというご家庭も珍しくありません。
推奨サイズはあくまでも目安として捉え、家族のライフスタイルや数年後の生活環境等も考慮しながら選びましょう。

②いつもより湯量が増えた。
普段はお湯切れを起こすことはなくても、お湯切れを起こしてしまう事はあります。
それはお正月やお盆などの連休で親戚らが集まるようなご家庭です。
日常生活でお湯切れを起こす事はなくても、人数が増えたならその分使用湯量ももちろん増えるので、お湯切れしやすくなります。

お湯切れさせない為に

①適切なタンクの容量のエコキュートを買う
推奨サイズはあくまでも目安です。
家族構成やライフスタイルと併せてしっかり検討しましょう。

②エコキュートの機能をしっかり把握する。
最近のエコキュートは、普段の使用量を自動で判断し、低コストで運用できるよう調節してくれる機能もついて付いています。
普段はそれでお得になりますが、来客時や宿泊客がいる時は、その設定を解除しないと、湯切れを起こし高い電気を遣わなければならなくなります。
昨日をしっかりと理解して、特に利用したいですね。

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